学校を卒業以来、教師、社労士、FP、金融業界・・・と、自分の思うままに突っ走ってきた60年でしたから、今頃になって自己中心だった自分に対して反省しきりです。とにかく、一つに集中すると他が見えなくなってしまうから、周囲に対する心配りが欠如して、家族間でギクシャクした時期もありました。
特に40歳〜50際前半にかけては、やってきた仕事が評価されて、それまでに築き上げてきた充実したネットワークのあちこちからオファがあり、最もやりたい仕事ができているという実感が味わえる時でした。子育ても家事もそこそこに、思いっきりやりたいこと三昧をさせてもらいました。
50歳後半になり大きな仕事から離れた頃、母の介護、孫の誕生が重なりました。どちらも、私を必要としている大イベントです。これまでの仕事を続けていきたい想いはありましたが、このどちらも見過ごすわけにいきません。
現在、時には自分の時間がなくて窮屈に思うこともあるけれど、考えてみれば、私を必要としてくれる人や場所があるのですから、ありがたいし嬉しいものです。
介護の方では、5年前から成年後見制度を利用して母の保佐人をしています。制度には、まだまだ改良の余地はあると思いますが、お金の管理はこれまでの仕事が大いに役立っていて、定期的に兄弟姉妹に預貯金などの報告していますから、「争族」の心配なしと確信しています。
育児のお手伝いの方は、体力的には大変です(我が子の時とは違う!)が、子育ての時とは違い、少し距離をおいて冷静になれるので、娘の愚痴を聴けるほどの精神的余裕もあります。
「あんたも成長したんやね!」
自分を褒めつつ、自分に許された自由時間を存分に楽しむ習慣を構築しつつある昨今です。
家族まみれで、60代も忙しいですッ♪